
故名誉校長・赤堀千恵美

明治15年、赤堀割烹教場として日本で最初に開校された赤堀料理学園。
以来、長い年月に渡り、健康で豊かな暮らしを営む料理の啓発、普及に努めてまいりました。
これらの豊富な経験と実績は脈々と受け継がれています。創立者の赤堀峯翁は和式エプロンともいえる「割烹着」を発案しその普及に努め、第三代の赤堀吉松は明治天皇の大膳職を務めるなど時代の「食」をめぐる文化に貢献してきました。
いま「食」をとりまく環境は私たちの暮らしの根幹として大きく見直されています。
食品の安全性や新しい食材の普及、調理法の提案にはじまり、さまざまな食関連ビジネスの人材育成、子どもの食習慣をとおして忘れられつつある躾を見直す「食育」普及活動なども学園の大きな課題です。
これらにこたえ、時代を見据えた実践カリキュラムを整え、次世代に伝える食文化情報の集積、発信に務めてまいります。当校のモットーは「食業人」をはぐくむ徹底した実践教育につきるものと思っています。
第5代校長・名誉校長
赤堀千恵美